今の生活について、たまに聞かれることがあります。
「リゾバ生活って、どんな感じなの?」
たしかに、
都会で一人暮らしをして、毎月家賃や固定費に追われていた頃と比べれば、
今の生活はかなりシンプルです。
ただ、
「何も考えずに楽をしているか」と言われると、それは少し違うかなと思います。
体力は使うし、リゾバの環境にも左右される。決して、気楽なだけの生活ではありません。
それでも今の生活をしていて、はっきり感じることがあります。
サラリーマン時代に強く求められていた多くのことが、今の生活ではそこまで必要とされなくなった。
役に立たなくなったというより、過度に求められなくなった、という感覚に近いです。
この変化は、自分が思っていた以上に大きくて価値を感じるものでした。
サラリーマンの生き方に「全ベットしていた」わけではないけれど
サラリーマン時代、
自分は「この生き方に全ベットしている」と思っていたわけではありません。
むしろ、
「サラリーマンって、こういうものだよね」
「みんな、こんな感じで働いてるし」
そんな感覚のほうが近かったです。
この生活を続けていくのが当たり前。
疑問はあっても、特別おかしいとは思っていませんでした。
ただその一方で、
- このまま仕事中心の生活を続けて
- 毎年毎年、数字を追い続けて
- 本当にそれで満足して人生を終えられるのか
そんな自問自答を、ずっと繰り返していました。
疑問はあった。でも、不満が強かったわけでもない
仕事が嫌だったわけではありません。
営業職として結果も出せていたし、評価もそれなりにされていました。
だからこそ、
「理由もなく辞めたい」と思うような強い不満があったわけでもない。
ただ、
- 常に数字を追い続けること
- 成果が出ても、そこで終わりではないこと
- また次の月がゼロから始まること
こうした状態が、
これからもずっと続いていく人生を想像したときに、なんとも言えない閉塞感がありました。
一つの月を走り切って成果を出しても、また次の月が来る。
終わりのないレースを、淡々と走り続けているような感覚でした。
「不満」というわけではないですが、胃がきゅっとなるような感覚が常にありました。
比較と競争の中にいた感覚
成果が出ている時は、正直、気持ちもよく調子にのっていました。
評価もされるし、自信もつく。
ただその一方で、
周りの人が評価されたり、自分より成果を上げたりすると、
それがプレッシャーになることもありました。
「自分は結果を出せている」
「でも、それがこれからも続くのか?」
この不安は、成果が出ている時でさえ、完全に消えることはありませんでした。
年齢に対する焦りは、特別強くなかったと思います。
それよりも、
この先も、ずっとこのやり方で生きていくのか?
という問いが自分の頭のなかに常にありました。
求められる役割を意識して生きるということ
仕事の中では、
その場その場で求められる役割を意識して行動していた感覚があります。
この人の前では、こう振る舞う。
この場では、こういう自分でいる。
人と人との関係性の中で、
空気を読み、立ち位置を考え、自分の振る舞いを微調整する。
仕事につながる飲みの場やイベントも多く、
「必要だから行く」という時間が、生活の中に自然と組み込まれていました。
気づけば、仕事を回すために人生を使っているような感覚が少しずつ強くなっていた。
嫌いだったわけではないし、向いていなかったとも思いません。
ただ、
「これが自分の人生で一番したい生活なのか?」
そう聞かれると、
言葉に詰まる自分がいました。
能力が不要になったのではなく、過度に求められない環境
今振り返ると、
サラリーマン時代に身につけた能力が無意味になったわけではありません。
人間関係を観察する力。
どうすれば仕事が円滑に進むかを考える視点。
人と人が関わる以上、合う・合わないは必ずある。
その中で、
距離感や順番、言い方を調整する力は、今でも確実に役に立っています。
ただ一つ、大きく違うのは、
それらの能力を、常に発揮し続けなくても生活が成り立つようになった
ということ。
今は、
過度な数字のプレッシャーにさらされることもない。
必要以上に自分を繕う必要もない。
その分、気持ちの余白が生まれて自分らしく振る舞えているな、と感じることが多くなっています。
能力依存から、環境依存へ
今の生活で一番変わったのは、自分自身の能力ではなく、環境です。
リゾバという環境に身を置くことで、
- 家賃や光熱費といった固定費が大きく下がる
- 一定の収入が安定して入る
- 余剰を投資に回せる
能力を出し続けなければ生活が崩れる、
という状態から、少し距離を取ることができました。
このあたりの考え方は、
▶︎ 固定費がほぼゼロになると、生活で何が変わるのか
▶︎ このブログで再現性を一番大事にしている理由
でも詳しく書いています。
安定したのは、収入より「気持ち」
正直に言うと、
収入はサラリーマン時代より減っています。
それでも、
- 仕事に過度なプレッシャーや閉塞感がない
- 常に比較されている感覚がない
- 休む・旅するを自分で選べる
- 誰かと時間を共有する余白がある
この状態は、
想像していた以上に大きな変化でした。
お金や時間だけでなく、それを誰かと共有できること。
これも、
能力勝負の環境では、なかなか得られなかったものです。
再現性という視点でみるリゾバ環境
このブログで「再現性」を重視している理由も、まさにここにあります。
- 特別な才能がなくても
- 一発逆転を狙わなくても
- 環境を整えるだけで
人生は、思っているより安定する。
リゾバ×インデックス投資は、そのための一つの手段に過ぎません。
まとめ:リゾバ環境に変えたら人生が軽くなった
サラリーマン時代、能力を磨くことに必死でした。
今は、
能力に人生を依存しなくても回る環境を整えることに、力を使っています。
どちらが正しい、という話ではありません。
ただ少なくとも、
もう一度、あの違和感を抱えたままの生き方に戻りたいか?
と聞かれたら、自分の答えは、はっきりしています。
このブログ全体の設計は、固定費を下げながら積立を続けるという構造を前提にしています。
その全体像は、サイドFIRE設計として別ページにまとめています。

