― 我慢しないサイドFIRE設計 ―
FIREを目指すと聞くと、
「できるだけ早く働かなくなること」
を思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、自分が考えているのは
完全に働かなくなる未来ではありません。
このブログで目指しているのは、
サイドFIRE という状態です。
サイドFIREとは何か
自分の中でのサイドFIREの定義は、とてもシンプルです。
- 働くかどうかを自分で決められる
- 働く量や内容を調整できる
- 収入が一時的にゼロでも精神的に焦らない
- お金よりも時間の主導権がある
「もう二度と働かない」ことよりも、
縛られない状態で生きていることを重視しています。
なぜ完全FIREを目指さないのか
完全FIREを目指さない理由は、理想論ではなく
かなり現実的な判断です。
① 働くこと自体を否定していない
自分は、
「働きたくない」わけではありません。
問題なのは、
- 働き方を選べないこと
- 休むタイミングを決められないこと
- 生活のために無理を続けること
でした。
働く・働かないを
自分で選べる状態であれば、
仕事そのものを完全に手放す必要はないと考えています。
② 人との接点を断ちたくない
完全に働かなくなると、
意識しない限り、人との接点はかなり減ります。
仕事を通じた会話や関係性は、
ストレスになることもありますが、
同時に 社会とのゆるやかな接点 でもあります。
自分にとっては、
その接点をすべて断ち切ってしまうより、
関わり方を調整できる状態のほうが自然でした。
③ 資産的に「現実的ではない」
これが一番正直な理由かもしれません。
完全FIREは、
- 十分な資産額
- 取り崩し前提の設計
- 市場環境への耐性
が必要になります。
それを否定するつもりはありませんが、
誰にとっても現実的な選択肢ではないとも感じています。
自分自身の状況を考えたとき、
「完全FIREを目指すために人生を最適化する」よりも、
生活を軽くし、
働き方の自由度を上げる方が、
現実的で再現性が高いと判断しました。
我慢しない、でもメリハリはつける
サイドFIREは、
「好きなだけ使う」ことでも、
「極端に切り詰める」ことでもありません。
日常では、
- コンビニでのなんとなくの支出
- 惰性で続けてしまう小さな出費
こうした部分は、できるだけ減らしています。
一方で、
使うと決めた場面では、気持ちよく使う。
このメリハリがあるからこそ、
サイドFIREは無理なく続けられると感じています。
サイドFIREは「完成形」ではない
サイドFIREは、
どこかに到達したら終わり、という状態ではありません。
- 状況に応じて働く
- 余裕があれば休む
- 興味があればまた動く
そんな 流動的な状態 です。
完璧なゴールを設定するよりも、
修正できる余白を残した設計の方が、
現実的だと考えています。
まだ途中だからこそ書けること
このブログでは、
- すでに成功した話
- 結果だけを切り取った話
は書きません。
迷いながら選び、
途中で考えを修正し、
それでも前に進んでいる過程を残していきます。
完成形よりも、
進行形のほうが価値があると思っているからです。
この考え方が合う人へ
- 完全FIREは少し現実味がないと感じる
- でも、今の働き方をこのまま続けたいわけでもない
- 我慢だけの人生は選びたくない
そんな人にとって、
サイドFIREは一つの現実的な選択肢になるはずです。
リゾバがサイドFIREと相性がいい理由については、
こちらの記事で考え方を整理しています。

